ー外構工事で人気のフェンスとは|特性や設置する際の注意点を紹介ー
- 2024.05.17
外構において、多くのご家庭が採用するフェンス。フェンスを設置する際は、エクステリアの目的に沿った選択が大切です。コストや見た目のみで選ぶと、必要な機能性を満たせないリスクや、周囲の景観との不協和が生じることがあります。
この記事では、外構フェンスが持つ特性と、設置する際の基本的な技術について詳しく説明します。
フェンスの設置を検討中の方は、ぜひ最後までご覧ください。
フェンスを設置する目的と機能性
外構フェンスは、プライバシーの保護や隣家との境界の明確化など、さまざまな用途で使用されます。フェンスを設置する際は、後悔のない選択を実現できるよう、求める機能を明確にしておくことが重要です。
以下では、使用目的にもとづいたフェンスの選び方を解説します。
プライバシーの保護
室内にいる際に外からの視線が気になる、または道路から直接玄関が見える場合には、プライバシーを保護できるフェンスが最適です。
フェンスのなかには、プライバシーを確保しつつ、開放感を保てるものもあります。たとえば、縦の格子フェンスは、通行人や車からの視線を防ぐのに役立ち、デザインが洗練されているものが多いため現代の住宅に合わせやすいでしょう。
また、横格子フェンスは正面からの視線を遮ることに特化しており、隣家との境界など特定の方向からの視線を遮りたい場合に適しています。横に伸びる格子は庭を広く見せる視覚効果をもたらすことも期待できます。
音響の遮断
音響遮断フェンスは、騒音を減らす目的で設計された、吸音性を持つ多孔プラスチック製のパネルフェンスです。住宅地に隣接する小売店の駐車場などでよく使用され、私有住宅での駐車場やエアコンユニットの騒音遮断にも利用されます。
アルミニウム製のフェンスよりもコストが高い場合があるものの、近隣との騒音問題を避けるのに効果があるとして選ばれているものの一つです。
駐車スペース向け
駐車スペースの出入口や、駐車場と道路を区切るためのフェンスも多くの家庭で採用されるものの一つです。伸縮式のアコーディオンタイプ、横へスライドするタイプ、上に向かって開くタイプなどさまざまなタイプがあります。
扉の種類は、使用するスペースの大きさによって異なります。たとえば、スライド式の扉に適切なスペースが確保できない場合は、上に開く扉が適しているでしょう。
また、リモコン操作で開閉する自動式の扉もあり、便利な点が好評です。
ガーデニング用
ガーデンを美しく区分けする目的で、木製のラティスフェンスや低い花壇用フェンスといった、ガーデニングに適したフェンスが利用されます。また、ガーデニング用のフェンスは、ペットの庭での活動範囲を制限でき、危険を防ぐことにも役立ちます。
設置が容易な地面に差し込むタイプや自立式のフェンスは、園芸店やホームセンターで手軽に入手可能です。木製や樹脂製のフェンスは自然な植物と調和し、ラティスを使うことで洋風で爽やかな雰囲気を作り出せるでしょう。
また、粗めのメッシュを持つ金属製のスチールフェンスもあり、蔓性植物を絡ませることで庭が適度な隠れ家となり、植物が生み出す木陰を楽しめます。
外構工事におけるフェンス設計のタイプ
外構フェンスの設計には、柱の配置として間仕切りタイプと自由柱(フリーポール)タイプの二つがあります。
間仕切りタイプではフェンスパネルごとに柱が設置され、自由柱タイプではフェンスの背後に柱が配置される点が特徴です。
設置の柔軟性を求める場合は、自由柱タイプでの設計が一般的です。一方で、隣家とコストを共有してフェンスを設置する際には、双方から見た場合に表裏のない間仕切りタイプが好まれます。
外構フェンスの基礎
外構フェンスの設置には、柱を固定するための基礎が不可欠です。基礎の種類はさまざまあり、用途や設置場所に適したものを選ぶことが重要です。
以下では、一般的なブロック基礎と独立式基礎の2タイプについて詳しく説明します。
1.ブロック基礎
外構フェンスを設置する際に多く採用されるものの一つはブロック基礎です。ブロック基礎は独立式基礎と比較してコストは高いものの、耐久性が高く、外観のバリエーションも豊富な点が魅力です。
ブロック基礎の設置工程は単純ではなく、ブロックの移動や沈下を防ぐための慎重な手順が必要です。まずは土を掘り起こし、その上に砕石を敷いて圧縮します。次に鉄筋を配置し、上からコンクリートで基盤を作り、ブロックを設置します。
ブロック基礎を実施するには専門的な技術が必要となるため、外構工事の専門業者への依頼がおすすめです。
2.独立式基礎
独立式基礎は、柱を支えるコンクリート製の基盤で、比較的簡単に行えるためDIYでの設置も可能な方法です。
柱を設置する位置に穴を掘り、その底にモルタルを流し込んで高さを調整したあと、独立式基礎を挿入し、再度モルタルで周囲を固めます。モルタルが硬化したら、掘った土で穴の上部を覆い直して表面を整えます。
独立式基礎は、特定の場所にのみ設置するためコスト効率が良い点がメリットです。一方で、強風下での目隠しフェンスといった、風圧に弱い構造物に使用する際は、風による曲がりや倒壊のリスクがあるため注意が必要です。
住宅用フェンスの高さ規制について
住宅用のフェンスを設置する際は、高さに関する規定を遵守する必要があります。10cm厚のブロック基礎に設置されたフェンスは、例外を除き高さが100cmまでと規制されています。100cm以上の高さを求める場合には、12cm厚のブロックを用いるか、独立型基礎で設置することで解決可能です。
過度に高いフェンスは圧迫感を与えたり視界をさえぎったりする恐れがあるため、設置の目的を明確にし、外構工事の専門業者に適切なアドバイスを受けることをおすすめします。
まとめ
外構フェンスには、設置する目的に適した機能やタイプがあります。フェンスを選ぶ際は素材やデザインに注目してしまいがちですが、外構フェンスは住まいに大きな影響を及ぼすため、目的や必要な機能を事前に考慮することが大切です。
トクナガ総建では、近隣トラブルや防犯、安全対策などに効果的なフェンスをバリエーション豊富に取り揃えております。
数多くの現場での施工経験を持つ職人が在籍し、お住まいの雰囲気とお客さまのニーズにマッチした製品・設置方法をご提案することが可能です。
フェンスの設置をお考えの方は、ぜひお気軽に当社へお問い合わせください。
霧島市の外構・エクステリア工事はトクナガ総建へ
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