ー外構工事でバリアフリー環境を整えよう|設計時のポイントとはー
- 2024.06.14
車いすユーザーにとって、バリアフリー外構の設計は非常に重要です。車いすでの急斜面の移動や狭い空間への進入は難しいため、入口のドアや手すりの配置には特別な配慮が必要となります。
バリアフリー外構は、車いすの方だけでなく誰もが使いやすいように設計されているのが特徴です。
この記事では、バリアフリー外構において、具体的にどのような工夫があると使いやすいのかを詳しく解説します。
外構工事でお住まいのバリアフリー化を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
1.スライド式の玄関へ変更する
バリアフリー設計では、玄関のドアをスライド式に変更することが非常に重要です。スライド式ドアは車いすでの移動をスムーズにし、バリアフリー設計の基準を満たすために欠かせません。軽い力で操作できるため、使い勝手が良いのも大きなメリットです。
また、スライド式ドアは玄関スペースを効率的に活用できます。通常、車いすのための回転スペースや通路の幅を確保するには広い玄関が必要ですが、スライド式ならばドアが壁沿いに動くため、空間を最大限に利用できます。
バリアフリー設計は、すべての人が移動しやすい環境をつくり出すための取り組みです。スライド式ドアを採用することによって、車いすの利用者だけでなく、子どもから高齢者まで誰もがスムーズに玄関を出入りできます。
バリアフリー設計は、誰もが快適に過ごせる環境を目指しており、便利さと安全性を高め、自由な移動が実現可能です。
外構工事の際は、玄関のスライド式ドアの導入を検討し、バリアフリーな生活環境を整えましょう。
2.手すりを設置する
バリアフリーな外構を整えるうえで、庭へ手すりを設置することは非常に重要なものの一つです。手すりは、車いすユーザーに安全性と安心を提供し、自立した活動をサポートするアイテムにもなります。
手すりを庭に設置することで、車いすの操作をより安定させることが可能です。立ち上がる際や、不均一な地面を移動する際の補助としても役立つでしょう。滑りにくい加工を施されたものや、車いすを利用する方に合った高さや太さのものを選ぶことが、手すりでの安全対策において大切なポイントです。
外構の計画では、手すりの設置場所選びも重要です。主に使うこととなる通路や障害物を避けるためのエリアに手すりを設けることで、車いすの方が移動する際の安全をさらに強化します。雨風や日差しなど、利用場所の環境も考慮し、耐久性に優れた素材を選ぶことも大切です。
手すりは、車いすユーザーが自分の力で動けることをサポートします。また、バリアフリー外構の一環として庭に手すりを設けることで、すべての人が安心して自由に動ける環境が整うでしょう。
3.スロープを設置する
庭にスロープを取り入れることは、バリアフリー外構の実現には欠かせない要素の一つです。スロープは、車いすの方が庭をスムーズに移動できるようにし、生活をより快適なものにします。
スロープを導入する際は、安全に利用できるよう、適切な傾斜と防滑性の高い材料を選ぶことが大切です。また、庭の地面をコンクリートにすることも、バリアフリー化につながります。コンクリートは滑らかで安定しており、車いすでの移動がよりスムーズになるでしょう。庭の利便性が向上するだけでなく、耐久性のあるコンクリートはメンテナンスの負担も軽減します。
外構周りのバリアフリーを実現するには、スロープの設置とコンクリートを使用することが最適な組み合わせです。スロープは段差をなくし、コンクリートは車いすのスムーズな移動を支える安定した基盤となることで、車いすユーザーにとって快適で使いやすい環境となるでしょう。
飛び石の設置は控えるべき?
バリアフリー外構を目指すには、庭へ飛び石を敷くことは控えるべきです。飛び石は車いすでの移動に向いておらず、不規則な形状や高低差があるため、車いすの車輪が引っかかったり、バランスを崩したりする可能性があります。
飛び石があることにより車いすでの移動が困難になり、安全性にも悪影響を及ぼすかもしれません。バリアフリーを整える場合、庭は平坦で均一な地面が理想的です。滑りにくい素材の敷地や舗装を採用し、段差や障害物を最小限に抑えるよう配慮した設計が求められます。
飛び石の有無は、車いすの方が自由に庭を移動するための重要なポイントの一つです。飛び石の設置は避け、車いすユーザーにとって安全で快適な環境をつくりましょう。
バリアフリー外構は専門業者へ依頼を
バリアフリー外構工事は、車いすユーザーの日常生活を快適なものにするために不可欠です。工事を行う際は、バリアフリー設計の専門知識を持つ業者に依頼することをおすすめします。
バリアフリー外構に精通した専門業者は、工事前の訪問や打ち合わせを丁寧に行い、オーダーメイドの設計案を提供してくれるでしょう。段差の除去や手すりの設置など、細部にまで配慮した設計を実現します。
バリアフリー工事を行ううえでの補助金の適用には、介護や支援の必要性が条件となります。専門業社は、安全で利便性の高い外構を実現するために、書類提出のサポートや期限管理も行い、補助金の適用による費用削減も検討してくれるでしょう。外構工事のプロに相談し、安心のバリアフリー化を進めましょう。
まとめ
バリアフリー外構は、車いす利用者だけでなく、子どもから高齢者まで誰にとっても安全で使いやすい場所を提供する点が魅力です。玄関をスライド式のものに変更することや、手すり・スロープなどの導入で快適な暮らしを支える外構を目指しましょう。
庭の飛び石といった、危険性のあるものは配置しないようにすることも重要です。飛び石を配置すると、車いすでの移動に支障をきたします。
手すりやスロープを設置するには、利用者の具体的なニーズに応じて大規模な工事が必要なことがあります。費用がかかると懸念されがちですが、介護や支援を必要とする方は補助金を活用できる場合があるため、お住まいの自治体に確認してみましょう。
バリアフリー外構を行う際は、安全で納得のいく工事となるよう、設備や補助金に関する知識が豊富な施工業者に相談することをおすすめします。
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