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ー外構工事で設置可能なカーポートの種類とメリット・デメリットを解説ー

  • 2024.03.22
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外構工事を行う際に、カーポートの設置を検討することは珍しくありません。

駐車スペースは存在しても、実際にカーポートが必要かどうか迷っている方も少なくないでしょう。

 

今回は、外構工事で設置できるカーポートの種類と、それぞれのメリット・デメリットについて詳しく解説します。

 

カーポートとガレージの基本的な違い

カーポートは、車を収容するためのスペースです。

エクステリア業界では、一般的に屋根付きの駐車スペースを意味します。

屋根がない駐車場はカーポートとは区別され、単に駐車場と称されます。

 

一方で、ガレージは屋根と壁によって完全に囲まれ、入り口には扉が設けられた車の保管スペースです。

カーポートは屋根や基本的な遮雨設備を備えているものの、ガレージのように壁や扉が設けられているわけではありません。

それにもかかわらず、カーポートは本体価格および設置コストが比較的低く抑えられる点がメリットだといえます。

 

外構工事で設置できるカーポートのタイプ

外構工事で取り付けられるカーポートには、以下の種類があります。

・片側支持タイプ
・両側支持タイプ
・後側支持タイプ
・Y字屋根タイプ

 

片側支持タイプ

片側支持タイプのカーポートは、屋根を支える柱が一方の側面にのみ配置されています。

この設計により、車を駐車したり乗り降りしたりする際に、柱に気をつける必要が減ります。

ただし、支持柱が一方にしかないため耐久性に課題があり、主に小型の1台用カーポートに適用されることが多いです。

2台用のモデルも存在するため、ご自宅の状況に応じて適切な選択を心がけましょう。

 

両側支持タイプ

両側支持タイプのカーポートは、屋根を両側から支える柱が設けられています。

片側支持タイプに比べて耐久性に優れており、2~3台の車が収容可能です。

柱を使用する数が多くなるほか、柱を設置するための工事も必要となるため、施工コストは上昇する傾向にあります。

 

後側支持タイプ

後側支持タイプのカーポートは、車の後方に支柱が設けられている構造です。

前面や側面に支柱がないため、車の出入りや乗降を容易にします。

このタイプでは、2~3台分の駐車スペースを確保できるサイズのモデルもあり、複数の車を所有する家庭に適した選択肢です。

しかし、高い耐久性を実現するために基礎部分をしっかりと強化する必要があるため、施工コストが上昇する可能性があります。

 

Y字屋根タイプ

Y字屋根タイプのカーポートは、2つの片側支持タイプのカーポートを組み合わせて左右に拡張したデザインであり、屋根は外側に向かって広がっています。

ほかのカーポートデザインに比べて比較的シンプルな構造で、設置費用を低く抑えることが可能です。

特に、1台用のカーポートを考えているが、2台分の駐車スペースが必要だという場合に適した選択肢といえます。

 

外構工事で取り付けるカーポートのメリット

外構工事で設置できるカーポートのメリットを解説します。

 

車を自然の厳しい条件から守る

カーポートは、雨風、雪、強い日差し、そして空から落ちてくる鳥の糞から車を守る役割を果たします。

車が汚れることが少なくなるため、洗車の必要性が減少します。

また、直射日光を遮ることで、車体や塗装の老化を遅らせる効果があるほか、夏場には車内温度の上昇を防ぐことも可能です。

 

雨や雪の日も快適に乗り降りできる

カーポートは、雨や雪の日の車の乗り降りを快適にしてくれます。

カーポートから玄関まで屋根でつなげることにより、車と玄関の間を傘を使わずに移動できるようになります。

特に、小さな子どもや高齢の家族がいる場合、荷物を持ちながら傘を差すのは大変です。

カーポートがあれば、このような心配も軽減されるでしょう。

 

除雪の手間が減る

カーポートを設置することで、除雪に必要な手間を削減できます。

特に積雪の多い地域では、外出前には車周辺の雪かきをしなければなりません。

雪かきは体力を消耗する作業であり、車の上に積もった雪を除去するのも一苦労です。

特に急ぎで外出する際には、追加で雪かきの時間もかかってしまいます。

しかし、屋根付きのカーポートを外構工事で設置すれば、除雪が必要な範囲を大幅に減らし、車上の雪の蓄積も防げます。

 

設置が簡単でコストも抑えられる

カーポートはガレージに比べて設置が簡単で、施工期間が短縮される上にコストも低く済むというメリットがあります。

多くの住宅で駐車スペースとしてガレージの設置が検討されるものの、カーポートのように速やかで費用対効果の高い設置は難しいでしょう。

また、施工には相応の時間が必要で、本体価格も含めて全体の費用が上昇する傾向にあります。

一方、カーポートはガレージと比較して必要とするスペースが少なく、狭いエリアにも設置可能です。

さらに、視覚的に圧迫感を与えにくいというメリットもあります。

 

外構工事で取り付けるカーポートのデメリット

外構工事で設置できるカーポートのデメリットと解消方法を解説します。

 

駐車や乗降時に柱に接触するリスクがある

屋根のない開放式駐車場に比べて、カーポートには屋根を支える柱が存在するため、車の出し入れや乗り降りの際に柱への接触リスクが生じます。

特に運転に自信のない方の場合、カーポートの位置や進入角度に応じて車を停めるのが難しいと感じることもあるでしょう。

解決策としては、丈夫な柱によって支えられる片側支持タイプのカーポートを選ぶことです。

 

圧迫感や暗さを感じることがある

カーポートのある駐車場では、屋根の存在によって圧迫感を感じやすく、また周囲が日陰になって玄関付近が暗く感じることがあります。

開放感を重視する場合は、工夫によって明るさと開放感を取り戻すことが可能です。

たとえば、カーポートには明るい色の柱や屋根、または光を透過する素材を選ぶことで、デザイン面での改善が見込めます。

さらに、柱の高さを調整して屋根の位置を高く設定することで、より多くの日光を取り入れ、圧迫感を和らげられるでしょう。

 

雨や風の影響を受けやすい

壁で囲まれたガレージと比べると、カーポートは側面からの雨や風に対して脆弱です。

特に、空間の開放感を維持する目的で屋根を高めに設定すると、側方からの雨や風の影響を受けやすくなります。

見た目の美しさと実用性を兼ね備えた屋根の高さの調整が推奨されます。

 

まとめ

外構工事でカーポートを設置することで、雨や風、強い日差しから車を守り、さらに雨や雪の日の乗り降り時に濡れるのを防げます。

設計の単純さから、ガレージに比べて設置コストが低いのも大きなメリットです。

ただし、カーポートは側面からの天候の影響を受けやすく、また柱への衝突リスクや玄関周辺の暗さといった課題も考えられます。

これらの問題は、使用する素材や色、柱の配置や高さを工夫することで軽減可能です。

適切な解決策については、外構工事を手掛ける専門家に相談すると良いでしょう。

 

霧島市の外構・エクステリア工事はトクナガ総建へ

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