ー外構工事でコンクリートを使用するときの費用の目安についてー
- 2023.12.22
外構工事ではコンクリートで仕上げる部分が多いですが、コンクリートを使用すると費用がどれくらい必要なのか、工事の金額を抑えるためにはどうしたら良いのか、疑問に思う方も多いようです。この記事では、外構工事でコンクリートを使用する長所と短所や、かかる費用の目安、費用を抑える方法について紹介しています。
コンクリートを使用する外構工事について
外構工事では、駐車場、門扉やフェンスなど、住宅の外側に関する工事を行います。
しかし、コンクリートを使用する外構工事やエクステリア工事と言うときには、庭や駐車場を舗装する作業がメインになります。コンクリートを使用した外構工事のときには、土間コンクリートという手法を使います。
土間コンクリートは、地面に使用するコンクリートを表す言葉で、表面を平らにして装飾を加えていきます。土間コンクリートを施工するときには、高さを揃えるために地面を掘り下げ、基礎のために砕石を敷き詰めます。
続いて型枠や強さ出すためにワイヤーを設置します。最後にコンクリートを流し入れ、表面を均し1週間程度乾燥させれば終了します。
コンクリートを外構工事で使用するときの費用
庭をコンクリートで固めるとき費用は、1平方メートルあたり1万円が目安になります。一番重要なコンクリートを流す作業にはおよそ8千円かかり、他の作業に2千円から3千円の費用がかかります。
車1台分の駐車場にコンクリートを流すときには、面積が15平方メートルであればおよそ15万円の費用になりますが、面積が狭いケースでは単価が高くなる傾向にあります。1平方メートルあたり1万円という費用は、あくまでも目安であり、土地や業者や自分の希望によっても変わることを覚えておきましょう。
車2台分を土間コンクリートにするときには、1台分の工事の費用と比較して、僅かに安くなります。1平方メートルの単価として費用がかかる作業は、延べ面積で計算されますが、重機を使用する費用や人件費については、2倍の大きさであっても2倍の費用がかかるわけではないので、全体的な費用は安くなります。
床の全面を土間コンクリートで仕上げるのではなく、他の素材と組み合わせて、外構工事の費用を安くする方法もあります。
一例として車のタイヤの下だけにコンクリートを流せば費用は安くなります。コンクリートが無い場所は、砂利で仕上げればデザイン性が高まります。また泥はねの予防もできるので機能性も高まります。生コンクリートを流すだけではなく、コンクリート平板を使用することも可能で、駐車場にコンクリート平板を敷き詰めていくのは簡単な作業のため、外構工事の期間が短くなり、人件費も節約できます。
しかし、コンクリート平板を設置するときでも、平板を固定できるように、下地部分の強度を保たなければなりません。具体的な費用については、エクステリア業者に、無料の見積もりを依頼して聞いてみましょう。
外構工事でコンクリートを使用する長所
庭や駐車場の床を芝生や砂利で仕上げるときと比べて、コンクリートを使用すると、雑草が生えにくくなります。
またコンクリートは長く使用できるので、普段のメンテナンスをする頻度も少なくて済みます。手入れをする頻度が減るので、時間を短縮でき見た目も良くなります。また除草作業をする費用や体力の節約にも繋がります。
駐車場をコンクリート以外の素材で仕上げると、カーポートが雨や雪の水気を含み、車とタイヤが泥だらけになります。そのまま車を運転すると、道路も汚してしまう危険性もあります。晴れた日に頻繁に洗車をしても、すぐに車が汚れてしまうかもしれません。コンクリートで舗装すれば、このような事態を回避できます。
外構工事でコンクリートを使用し、表面を平らに仕上げればバリアフリーになります。通路やカーポートの僅かな段差でも、お年寄りや障害を持った人は転倒しやすくなります。外構工事でコンクリートを使用することで、歩きやすくなります。
また、コンクリートは素材が強く、劣化が少ないために長く使えます。初期投資はアスファルトと比べて費用が高くなりますが、長く使えることを考えると、全体的なコストはコンクリートの方が安いと言えるでしょう。
コンクリートで仕上げるときには、水が溜まらないように勾配を設置できます。わずかでも勾配があれば、水を流し去ることができるので、外構工事では庭の床やテラスに使われています。水が自然に流れていけば、庭やカーポートに水が溜まる心配もなく、屋根がある場所やバルコニーでも使用されます。
コンクリートで仕上げる短所について
コンクリートで仕上げるときには、流す前と流したあとは一定の時間使えないことが短所になります。コンクリートを流す前は、すき取り作業や、型枠や配筋を組む作業をするので、駐車場に車を停められません。
またコンクリートが乾くまでには、時間がかかるので、表面が固まるまでは車を別の場所に停める必要があります。そのため、乾くまでどこに駐車するかを検討しなければなりません。
コンクリートで仕上げれば、庭に雑草が生えなくなりますが、草木も植えられないことが短所になります。季節の移り変わりを感じる庭を希望する人にとっては残念ですが、草木によって発生する落ち葉や雑草などを処理しなくても良いメリットもあります。
コンクリートで仕上げたあとに、庭をリフォームしたり、物置を設置するときには、古いコンクリートを撤去しなければなりません。コンクリートの撤去には重機を使用します。
また、撤去したコンクリートは産業廃棄物に分類されます。撤去をするだけでも、高い費用が発生することもあるので、庭や駐車場のリフォームを考えている人は、コンクリートの打設が必要かどうかを検討すると良いでしょう。既に古いコンクリートがある場合には、撤去以外の部分で費用を調整する必要があります。
頑丈で長く使用できることがコンクリートのメリットですが、費用が高くなることがネックです。近年では素材のコンクリートが高くなり、その他の作業工程も多いので、外構工事の費用は高くなりがちです。初期費用はかかりますが、コンクリートは長く使用できます。コンクリートのメリットを理解したうえで、使用を検討することをおすすめします。
霧島市の外構・エクステリア工事はトクナガ総建へ
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