ー外構工事で砂利を敷くメリットとデメリットは?砂利の選び方も解説ー
- 2024.02.23
外構の床面には多種多様な素材が使用されており、なかでも砂利敷きは広く支持されています。
しかし、砂利のメリットやデメリットがわからない方もいるでしょう。
今回は、砂利敷きのメリット・デメリット、さらに砂利の種類と選び方について解説します。
外構工事で砂利を敷くメリット
外構を砂利敷きにすると、以下のようなメリットがあります。
・雑草が生えにくい
・泥はねを防げる
・防犯効果が期待できる
・コストを抑えられる
これらの点について詳しく説明していきます。
雑草が生えにくい
外構を砂利で仕上げる際には、まず地面に防草シートを設置し、その上に砂利を広げます。
この防草シートと砂利の層が、雑草の成長を効果的に妨いでくれます。
もし砂利の間から雑草が顔を出しても、簡単に取り除けるため、除草作業が楽になるでしょう。
泥はねを防げる
砂利を地面に敷くことで土の露出部分が少なくなり、雨天時の泥はねを軽減できます。
靴や衣類、自動車への汚れが防げるのはもちろん、地面がぬかるみにくくなるため、歩くときの安全性も向上します。
砂利が水の排水を促して水はけが良くなるため、水たまりができにくく、結果として湿度がたまりにくくなるのもメリットです。
防犯効果が期待できる
砂利を踏むときの摩擦による音は、防犯に役立ちます。
特に、音が大きく鳴るように設計された防犯用の砂利は、家の周囲や視界に入りにくい箇所に配置することで、防犯性を高めることが可能です。
また、砂利の存在は、その家が防犯意識が高いことを示すサインとなり、不審者が侵入をためらうように作用する効果もあります。
コストを抑えられる
砂利を使用した外構工事は、コンクリートやタイルに比べて一般的にコストが低い傾向にあります。
しかし、選ぶ砂利のタイプや敷く厚さによって費用は変わってくるため、外構工事を行う前に業者による現地での調査と正確な見積もりを取ることが重要です。
外構工事で砂利を敷くデメリット
砂利を用いた外構工事には、以下のようなデメリットも存在します。
・歩きにくくなる
・砂利が敷地外へ散乱する可能性がある
・清掃作業が手間になる
・石の種類によっては冷たい印象になる
これらの問題点について見ていきましょう。
歩きにくくなる
砂利敷きの地面は、コンクリートやタイル張りと比較して、歩きにくいというデメリットがあります。
特にハイヒールを履いた際には、ヒールが砂利の隙間に挟まったり、靴を痛めたり、転倒のリスクが高まったりすることがあるため、注意が必要です。
砂利が敷地外へ散乱する可能性がある
砂利は、自然の要素によって敷地外へ散乱することがあります。
風や雨の影響で隣接する歩道に砂利が広がってしまうと、砂利の一部が失われて見栄えが損なわれるでしょう。
また、時間の経過とともに砂利の量が減少したり、歩行や車両の通行によって砂利が摩耗したりして小さくなることもあります。
これを防ぐためには、定期的に砂利を追加しなければなりません。
清掃作業が手間になる
砂利の敷地は、清掃作業が手間になる点もデメリットとされます。
砂利は表面に凹凸があるため、ほうきを使ってもコンクリートやタイル表面のように容易にゴミを除去することが難しいです。
さらに、白い砂利は汚れや苔が顕著になりやすいため、日陰が多く湿度が高まりやすいエリアや、頻繁に車が出入りする駐車場などには適していません。
石の種類によっては冷たい印象になる
砂利は、石の色によっては敷地に冷たい印象を与えかねないため、慎重に選ぶ必要があります。
砂利にはさまざまな色があり、建物の雰囲気に合わせて明るい色を選択すれば、よりあたたかい感じの外構を実現できるでしょう。
外構の砂利敷きはDIYでもできる
砂利敷きは、専門の業者に外構工事を依頼せず、自分でも施工可能です。
ただし、防草シートの配置や大量の砂利を運ぶ作業は、かなりの力仕事になります。
砂利敷きはほかの工事に比べて費用が抑えられるため、労力と時間を考慮すると、専門の外構工事業者への依頼が推奨されます。
砂利の種類と選び方
砂利には、さまざまな種類が存在し、選択する砂利によって外構の雰囲気が大きく変わります。
適切な砂利を選ぶためには、外構工事業者との綿密な相談が重要です。
ここでは、外構工事で好まれる砂利の種類と選び方を解説します。
白玉砂利
白玉砂利は白い丸石の砂利で、その高級感から和風の建物に特に適しています。
角がないので、小さな子どもが転んだ場合でも比較的安全です。
白色は時間が経つにつれて汚れが目立ちやすくなるため、定期的に新しい砂利と交換することで、外構を美しく保てます。
高価な白玉砂利は、玄関周りや小さな庭など、特定のエリアに限定して使用すると良いでしょう。
砕石
砕石は、コストパフォーマンスに優れ、広く選ばれている砂利です。
ただし、灰色で粗く砕かれた外観は、時として冷たく感じられるかもしれません。
この特性から、砕石は予算を節約したい裏庭などのエリアに適用するのが適切だといえます。
瓦チップ
瓦チップは、壊れた瓦を再利用した素材で、赤や茶色の色調が魅力です。
ヨーロピアンスタイルの建築、庭園、レンガやタイルの敷設、そして植物との組み合わせにより、ぬくもりのある雰囲気を作り出せます。
伊勢砂利
伊勢砂利は、錆色を帯びた御影石を粉砕したもので、色は黄色から白色です。
オレンジに近い錆色があたたかな雰囲気を演出するため、ロックガーデンや植物配置、洋風モダンな建築と相性が良いでしょう。
五色砂利
五色砂利は、白・黒・赤・青など多彩な色を含む鮮やかな砂利です。
湿気や雨によって砂利が濡れると色彩のコントラストが強調され、さらに鮮明な美しさを放ちます。
独自性を追求した和風庭園の造りに最適です。
金華砂利
金華砂利は、黄色がかった茶色を基調に、黒やグレーが散りばめられた五色砂利のなかでも特に人気のある種類です。
茨城県鹿嶋市で採取されるため、「鹿島砂利」とも呼ばれます。
乾燥時は落ち着いた黄色系の見た目をしていますが、水に濡れると色が深まり、より鮮明な印象へと変わります。
花壇や水辺などに使用することで、色彩の変化を楽しむことが可能です。
防犯砂利
防犯砂利は、再利用したガラスから作られ、歩くと特徴的なジャリジャリとした音を発する軽量の石です。
外見は砕石に似ており、一般的にグレー色をしています。
侵入経路になりそうな隠れたエリアや裏通路など、不法侵入の可能性がある箇所に敷くことで、防犯効果を発揮します。
市場には天然石製の防犯砂利も出回っているため、施工前に見た目や音の確認をしておくと安心です。
まとめ
砂利敷きのメリットとデメリット、さらに砂利の種類と選び方について解説しました。
砂利はその用途に応じてさまざまな種類から選べるため、高い柔軟性と機能性のある外構となります。
また、色の選択肢が多いことから、住宅の魅力を引き出し、自分好みの雰囲気を作り出すことが可能です。
外構工事を行う際には、業者と連携して理想に合った砂利を選定することで、理想通りの庭に近づくでしょう。
霧島市の外構・エクステリア工事はトクナガ総建へ
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