• 2023.09.08

Tweet

Pocket

リフォームによって、長く安心して暮らせる住まいを手に入れたいと考えているなら、エクステリア外構工事も含めた住まいのバリアフリー化を検討しましょう。

ここでは、バリアフリーを意識した外構工事にはどのような工事があるかについて、分かりやすくお伝えします。ご自宅の外構工事をする際に役立ててください。

バリアーフリーを意識した玄関アプローチのエクステリア外構工事

住まいに出入りをするために使う玄関アプローチは、使用頻度が高いスペースです。細部までしっかりこだわってリフォームのデザインを決めて、誰にとっても使い勝手の良い玄関アプローチを目指しましょう。

日本で古くから親しまれてきた玄関アプローチは、飛び石を使ったり、凹凸のある石畳が敷かれていたりするものです。

趣があって落ち着きのある雰囲気が魅力ではありますが、バリアフリーの観点からは、あまり優れた設計とは言い難い部分もあります。

特に、高齢者がいる住まいの場合は、ちょっとした高低差でつまずいてしまうこともあるため、より安全性の高い玄関アプローチにリフォームする方が良いでしょう。

玄関アプローチをバリアフリー化すると、凹凸や段差のないフラットな空間づくりが叶います。

具体的な施工法としては、道路から玄関に至るまでの玄関アプローチ全体を土間コンクリートで舗装して仕上げる方法が挙げられます。

丈夫でしっかりとしたコンクリートのフラットな地面にすることで、転倒を防止し、安全に移動のしやすい玄関アプローチを手に入れることが可能です。

外構工事でバリアフリー化したフラットな玄関アプローチは、高齢者がいる家庭のみならず、小さなお子様がいる家庭やペットと一緒に暮らしている家庭にとっても、おすすめです。

また、玄関アプローチがバリアフリー化されていることで、車いすなど足が不自由なお客様にも来訪してもらいやすい家になります。スロープを設置すると、さらに玄関アプローチの快適さが改善されます。

玄関アプローチに土間コンクリート舗装の外構工事を施工するメリットとしては、掃除のしやすさも挙げられます。

玄関まわりに土の地面が多いと、どうしても汚れが溜まりやすく、清潔感を保つのに労力がかかります。

雨が降ると地面がぬかるむため、雨の日に車いすやベビーカーで通ったあとに、車輪が泥まみれになってしまうというところも、土の地面の難点です。住まいの顔にもあたる玄関アプローチの快適さを維持するうえでは、掃除がしやすく、どのような天候でも通りやすい土間コンクリートに舗装した方が良いでしょう。

土間コンクリートを舗装するエクステリア外構工事を施工すると、バリアフリー化が叶って、利便性が向上する一方で、あまり風情が感じられない空間になってしまうこともあります。

やわらかさや心地よさをプラスするために、レンガを取り入れる、植物を植えるといった工夫をすると、おしゃれで表情豊かな玄関アプローチになります。

バリアーフリー化を主眼におきながらも、美観をも意識してデザインをすることが、エクステリア外構工事の満足度を高めるための大事なポイントです。

バリアフリー化を意識したウッドデッキのエクステリア外構工事

ウッドデッキは、どちらかというと、若い世代向けのエクステリアというイメージを持つ人もいるかもしれません。ウッドデッキの用途は実にバリエーション豊かで、幅広い世代にとって使い勝手の良いスペースです。

外構工事でバリアフリー化をしたいと考えているなら、ぜひウッドデッキの設置も検討してみてください。ウッドデッキは、住まいからひと続きになったフラットなスペースであり、住まいの開放感を演出しやすいものです。

自宅でゆっくり寛いで老後を過ごしたいと考えている人にとっては、ウッドデッキの有無によって、心地良さが変わってくることもあります。

見た目のおしゃれさだけでなく、実用的な面から考えても、ウッドデッキは大変便利です。例えば、ウッドデッキがあれば、洗濯物を干すスペースとしてウッドデッキを使うことができます。

2階のベランダに物干し台のスペースを設置している場合、2階まで洗濯物を干したり取りに行ったりするのが、ストレスになっているというケースもあるでしょう。

また、お庭に洗濯物を干している場合、お庭まで降りるのに段差があって一苦労している、というケースもあるはずです。

エクステリア外構工事でリビングからひと続きになったバリアフリーのウッドデッキを設置し、洗濯物を干すためのスペースとして活用すれば、毎日の洗濯に伴うエネルギーやストレスを軽減できます。

日々の暮らしの快適さを得るために、ウッドデッキの設置を検討してはいかがでしょうか。

バリアーフリー化を意識した駐車場のエクステリア外構工事

高齢者にとっての過ごしやすさを意識してリフォーム工事を行う場合、駐車スペースを見直してみるのがおすすめです。

狭い住宅事情を抱える日本では、どうしても駐車場のためにゆったりとしたスペースが確保しづらく、車一台を停めるのがやっと、という狭い駐車場を設けている住宅も少なくはありません。

健康な人にとっては、あまり不便を感じない駐車スペースでも、車いすの人が移動しようとすると、かなり移動が難しいというケースもあります。

お庭や玄関アプローチのスペースを縮小して、駐車場を拡張するエクステリア外構工事を施工すると、車いすでも通りやすい、誰もが利用しやすい駐車場になります。

車の乗り降りの容易な駐車場がある方が、外出に対して前向きになりやすく、外出の機会を増やして、充実した暮らしができるでしょう。

バリアフリーを意識した駐車場をデザインして、車に乗ってお買い物に行ったり、通院したりする時に不便さを感じないような広々とした駐車場を手に入れてください。

まとめ

バリアフリーを意識したエクステリア外構工事の例を挙げてみましたが、参考になりましたか。玄関アプローチをフラットにしたり、ウッドデッキを設置したりして、住まいの心地良さを向上させてください。

外出のしやすさを考えた場合、駐車場を拡張するエクステリア外構工事を施工するのもおすすめです。