• 2023.08.25

 

ベランダは、家の中でもよく使うスペースの一つでしょう。

 

ベランダは洗濯物を干すスペースや、ガーデニングのスペースとして使用するだけではなく、陽を取り入れる空間として大切なものです。

 

ベランダは、日常的に使うスペースですが、その分使う頻度が高いでしょう。

 

また、雨や風に当たったり、日光にさらされていることから、定期的なメンテナンスやリフォームが必要な家の部分でもあります。

 

今回は、ベランダのリフォームについて知っておきたいことについて、詳しく解説したいと思います。

 

種類はさまざま

ベランダのリフォームには、さまざまな種類があります。

 

ベランダのリフォームには
* 防水加工
* 屋根の取り付け
* ベランダのすべてを替える
などがあります。

 

もちろんこれだけではありませんが、今回はこれらについて、どのようなものか、費用がどの程度かかるのかを紹介したいと思います。

 

防水

ベランダは、家を建ててから数年程度が経てば、床がヒビ割れてしまうということがよくあります。

 

日常的によく使われる場所であり、風雨にさらされることも多いため、防水の塗装が剥がれ落ちるなど劣化は始まってしまうのです。

 

最初の頃は大きな問題にはなりません。

 

しかし、劣化をそのままにしておくと、さらに劣化が進み、防水の塗料が剥がれた部分から水漏れなどが起きてしまうことがあります。

 

このため、定期的なメンテナンスとして、補修が必要になります。

 

どのような防水の素材を使っているかにもよって費用は異なりますが、1平方メートルあたり約5,000円から8,000円程度が相場と言われています。

 

ごく普通のベランダの広さであれば、10万円前後と考えておくと良いでしょう。

 

屋根

ベランダはそもそも屋根が付いていなかったり、屋根が付いているものの前面には付いていないというものも少なくありません。

 

このため、天候によって洗濯物を干すなど使用できる状況が限られることが多いです。

 

ベランダの屋根が全面にないことが、次第に不便を感じる人は多く、リフォームをして屋根を取り付けようとする人は多いです。

 

どのような屋根を付けるのかによって費用は異なります。またすでに屋根が付いている場合には、どのような屋根なのか、その屋根を活用するのかなどによって費用は異なります。

 

しかし、ベランダに屋根を取り付けるときは約10万円から20万円程度が相場だと言われています。

 

すべてを替える

ベランダを部分的に修繕したり、一部をリフォームするのではなく、すべてを交換してしまうという人もいます。

 

老朽化したベランダはそのまま使い続けると危険な場合も多いです。また近年では屋根に乗せて取り付けることでベランダを設置できるタイプのものもあり、すべてを壊して建て直す必要がない場合もあります。

 

ベランダをすべて交換する場合の費用の相場は、約40万円程度が相場です。

 

ただし、すでにあるベランダがどのようなもので、取り壊しや設置が複雑なものであれば、これ以上の費用が発生することもあります。

 

ベランダのポイント

ベランダを設置するときには、実は押さえておきたいポイントがあることを知っていますか？
ここでは、ベランダの押さえておきたいポイントについて、紹介しましょう。

 

方角

ベランダの設置で大切なポイントの一つは方角です。

 

特に洗濯物を干すためにベランダを使いたいと思っているときには重要です。日当たりを考えて設置する必要があるためです。

 

日当たりを必要とするベランダは、北や西北に向いていると日差しがあまり入ってこないものになってしまいます。

 

このため、洗濯物などのために日当たりが欲しいと思うベランダでは、南向きや南東向きの方角にベランダを設置するようにしましょう。

 

ベランダだけでなく、ベランダから入ってくる日の光にも関係するので、家のどの場所にベランダを配置するかも考える必要があります。

 

サイズ

どのようなサイズにするかも、ベランダには考えるべきポイントの一つです。ベランダをどのように使いたいかによって、広さがどの程度必要かを考えなければなりません。

 

また、サイズを考えなければならないのはベランダそのものだけではありません。屋根を取り付けるリフォームをする場合には、どのサイズの屋根を取り付けるのかを考える必要があります。

 

折角屋根を取り付けても、サイズが小さければ風雨を避ける役目を果たしません。反対に、サイズが大きければ日差しを遮ることになってしまいます。

 

さらに、家にとって負担にならないサイズであることも重要なポイントの一つです。
どのサイズの屋根が適しているのか、業者に相談しましょう。

 

業者選びでは

ベランダのリフォーム業者を選ぶときには、希望するものに応えてくれる業者であることが大切です。

 

実際にベランダを見てもらって、希望を伝え、可能であるか、ほかにできることはあるかなどを聞きましょう。

 

こちらの希望が不可能である場合には、無理に受注するのではなく、できないことをきちんと伝えてくれる業者であることが大切です。

 

また、業者を選ぶときには、見積もりを取りましょう。

 

2〜3社見積もりを取り、希望するリフォームの費用やサービス、リフォームに掛かる期間などを比較しましょう。

 

見積もりを取るときには、どのような対応をしてくれたか、質問に丁寧に答えてくれたかなどもチェックしたいポイントです。

 

費用があまりにも安い業者は、希望するものが実現しなかったり、追加料金がかかる場合もあります。また高額な見積もりの場合は、悪質な請求である場合もあります。

 

まとめ

ここまで、ベランダをリフォームするときに知っておきたいことについて、詳しく紹介しました。

 

ベランダをリフォームするときには、何に不便を感じていて、どのようなベランダにしたいかを業者にきちんと伝えることが大切です。

 

こちらの希望に対して、可能かどうか、費用や工事期間はどの程度かかるのか、ほかに方法がるのかなど、丁寧に応えてくれる業者を選びましょう。